火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

2023-01-01から1年間の記事一覧

ミサンガ

訥々と空 みんなとははなれてるうたでもわたしうたっていいさ 春すぎてつねにまばゆくがんばれを膠みたいにぬりつけてゆく 一日でかわる一年でかわってく一億年でも燥ききらない だいきらいと言えばモビール宙に揺れ 一頁めの詩を考える 薄紙を指にまいたら…

4/23

二項対立で図れないことがらも、一般的な善悪判断や価値が転倒する瞬間もたくさん実感してきた。正解を一意に定めることはとてもむずかしい。自分の感情と感性、感覚を信じて、身を任せる。大河に委ねる。それがもっともふさわしいと思う。 よく眠って朝を迎…

4/17

最近それなりにうれしいことが起こるせいか、身の回りを取り巻く事象が全部ネガティブなものに見える(無意識下でそう努力している)時期に差し掛かっていて、やはり満足に眠ることができない。これがホメオスタシスってやつか。損な性格だなあ、とも思う。1…

4/9

いのちをなんのためにつかうか。

2021.4.1

昨年も載せましたが、おととしはこんなことを思っていたらしい。 ---------- 桜の季節はヤバい。 三月終わり、河川敷はもう葉桜の色合いになっていて、風が吹くたびにふわりと花びらが散り、足元に小さな渦を描く。 無機質そうな街をこんな桃色まみれに塗り…

3/23-30

ひとつずつ集積しておかないと忘れるから、定期的に文章にしなければならない、と思う。それをけっこうサボってきたから、すこし焦ってる。とどのつまり、思考と行動、両輪がないと先に進めないということだ。 ---------- 何を一番大切にしたいんだろう。価…

3/14

冒涜やめよう光へ

3/13

あらゆる物語は否定的な結末へ向かう。信じない。壊れていくものしか、信じられない。

3/10

ずっと喪失のなかにいる。 成長も、衰弱も、その本質は手放したものや失ったものの中にあると思う。出会いやかけがえのない時間の裏には、いつも別れが透けて見える。漠然と、つねに喪失に向かって動き続けていて、失い続けて、失い続けて、また拾って、失っ…

2/27

「そういう人もいる」 言葉の定義を決めてしまうと、次回この言葉を使ったときに「この人、そう思ってるんだ」と一義的にとられかねず、やりづらい。あくまでも「最も頻出しそうな使われ方」であって、用いる際には当然ここに書いていない感情も含まれうるこ…

階段降りて

春の高校裏に吹いてた風だ 階段降りてくしゃみ まっしろ 人生に負けそうになる 豪雨の日ひかりみたいな言葉を捨てた 憧憬をまとめて作った花束で殴りかかってきみはたおれて ぼくの名を半角文字で書き落とす初恋はいま火種のように

ノーブル

つめたくて気づく今日まだ二月だとこころをなくした夏の花束 手袋燃ゆ 会わないのが愛だとも言えず細い煙がたなびく きみと在る夕暮きみと在る夜更あしたも明日がくることを知る 虹色のショウケースにはほころびを容れる たすかるための脈拍 こわれたいこわ…

1/29

ふつうに自分で生きさせてほしい。

しにゆく - 01

Be afraid ふりおちたガラス片 雨はうろこの色をしている 雨粒は踏まれるために垂れ落ちてぼくはなんにもしりたくなくて アルコール瓶で殴った定点観測カメラからあたらしい星 側溝に落ちたねスマホこわれても10年前の音楽を聴く 「明日のテスト、実感なくね…