火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

leisure

 

一回きりの闇鍋みたいな偶然を期待している大橋の下

 


半袖にはまだ早いけど半袖でかきまわしたいおなじみの街

 


花は散りわたしが希望になる回もあってもいいかと思いつつある

 


あまりにもふつうの日々が名づけられ遠のくらしいレールに乗って

 


鴨川は三途の川と重なって風の音だけ割れる夕暮れ

 

5/1

M3を経て、全然社会人なっても(身体に負荷をかけたら)創作できるじゃん!と思っていたが、そもそも身体に負荷はかけないほうがいいし、GWの暇さを久々に体感したらめちゃくちゃ時間あって気持ちいいし、たぶん弊社は残業多いし、たぶん最初の数年は自由に有給取れないし、やっぱり会社選びをミスったのでは?という気がしなくもない。

聖人なら

扉に手をぶつけたみたいに不意な配慮が腫れてきている

 

不可侵領域に落ちてる残飯が腐ってる 性懲りもなく会った

 

「聖人はいない」と言って流れてくシンクの水はまだ澄んでいる

 

何事もなかったように微笑んで今日誰も死んでないかのように

 

ひかりを編んでもしも転んでしまってもひかりのそばで起き上がれずに

ロンダリング

いいことがあればいいなと思うから意味もなくキラキラの靴を履く

 

何回か生きぞこなって覗く窓魚白いさかなが寝てるベランダ

 

誰からも約束された失敗にすべり出してくLOOPに乗って

 

味のしないパンを噛み締めすぐに寝るもう二度とふれないと誓って

 

とろとろとこぼれ落ちてく思い出で両手が濡れる かわくまで待つ

 

夢だからって殺さなくても構わないどれも隠して生きてゆけない