火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

マイト

ゆるやかに死んでいくには家を出てコートも着ずに魚のように

 

朝晩にほころぶものを忘れては刺さってみるよわすれていくよ

 

この道はひたすらまっすぐ 思い出を踏みつけてゆく春はつかの間

 

お金払いたくなったらコーヒーを飲みに行く まだ翼生えてる

 

どうせなら100万ほしいギリギリあふれないぐらいの天秤もほしい

 

話しかける余白がないな!階段でやっと学年聞き出せたのに

 

ため息をごまかすためにふつふつと息を吐いてて笑っちゃったよ

 

×【fn+n】もどらないものもある 宙返りから外へ飛び立つ

 

ちょっと眩しいだけで涙出てくる ダメなことには心あずける

 

帰る場所わすれて目の前の丸太で白線踏まないゲームはじめた

 

初めからなかったことにするボタン押せるぐらいの準備できてる?

 

街灯のない山道で目を凝らす あの家でかいし川流れてる

 

ゆるやかに死んでいくには家を出てお日様5分そのあと自由