火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

翼にて

 

短歌全然下手だな2022 & 頭のなかのひろゆき←至言

 

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海も空も溶けてなくなる水平線 もう君の家を誰も知らない

 

 

髪の毛や花の束舞う鴨川で大きな鳥を敵視している

 

 

さくらんぼ一粒つまんで爪を立てる 架空事実であってほしいし

 

 

いかにも君がいそうな路地に目を凝らす まだ春の木がたくさん立ってる

 

 

シャボン玉居なくなるのは早いから居なくなるまで忘れてたのに

 

 

あいまいな青の階乗 等速直線運動の飛行機の下

 

 

Talk about some 隘路 防空壕に避難して秒針が回るのだけ見てた

 

 

見たことある虫を1匹殺したからどう転んでも幸せじゃない

 

 

呪いとは本質じゃなく逃げ場所で化学調味料みたいな味だ

 

 

Wring one’s neck DNAもバラバラになっていつもの美味しいごはん

 

 

眠ってはお茶を濁して耐えきれず消えた先でも青あざのまま

 

 

語頭に「無」をひもづけていくおまじないさながら骨のように白まる

 

 

日光の先へ飛ぶには薄すぎる翼のなかに手をうずめては

 

 

海も空も溶けてなくなる水平線 浮かべた花が雑音になる

 

 

傘の夜 僕が開いた翼にて見下ろす街を誰も知らない