2023-06-14 6/14 生活が破綻した。 破綻したとはいっても、正気を保っている。まだ余力は残っている。撤退戦も可能だろう。デフォルトの状態が「元気」に近づけば近づくほど、以前のふつうがおかしかったんだということに気づく。 駅前の道を歩くと、甘い花の香りが漂う。去年もなんの花だろう、と思って調べたりしたけれど、結局わからなかった。白くて大きな花が夏のはじまりを告げる。