2023-06-03 生態 みずからの甘い部分を切り取って昨日のくるしみへと貼り付ける ぼくたちは死んでいくのだ街路樹が育ちきってる計画都市で 溶けてゆく氷 時間切れだから一つの曲を繰り返し聴く 本棚にしまいきれないあの夜の浮いたことばを思い返した ひとりきり切り取り線の向こう側 無人の街はぼくのものだよ