2022-09-01 滞空時間 飛び込んで夏の泡にはなれなくて今すぐ頬をぶってほしくて 恨んでる 扉を開ける 8月の熱はここまで走ってこない オセロ盤白黒増えてゆくたびに一つずつ死の階段を降りる 星が降るみたいに宙を飛び交って消えない傷をせめて消さない 屋上とぼくの間のさよならを落ちる火花で測りかねてる ためらえば滞空時間も延びてゆく どうにでもなれ きみは明日へ