火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

春魔女

 

血まみれの果実噛み砕き春の中ひとつ残らず行ってしまった

 

 

玉うさぎぴょんぴょんぴょんと飛び跳ねる跡形もなく一言もなく

 

 

寝息だけ聞こえる部屋でピースする精一杯の強がりや僕

 

 

自意識が強くなってく道路にて追いかけることやめて眠った

 

 

春魔女になって雲まで飛んでゆけ遠のく意識ここで降りるよ

 

 

人生は忘れるための助走区間手を振るときは2本の指で