火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

ネスト

 

夜更けてリピート再生はじまってきみが踏まずにいる白い線

 


海沿いの地下鉄 無色の潮風と無臭の衝動ごちゃまぜになる

 


「108歳まで生きてそう」とか匿名で ずっと笑っていてほしかった

 


在り方はそのまま一つの樹になった、らしい。散るとか忘れたころに

 


書き込んだ問診票の裏側の「選ばないことを選びましたか?」

 

 

ささくれを文字に起こしてゆくきみの痛いくらいに澄んでいる場所