火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

雑鍋船

 

グッドネスブルー見えない海岸へ走り出そうよ止まりきれずに

 

うろうろの日々の経路を点線で描いてこんがらがりたいふたり

 

最初から飛び込んでいたプールではあのキラキラが見つけられない

 

パソコンをはたはた叩く ボールぶん投げた ぼくらはこの季節が好き

 

望郷の顔してた午前10時ごろのあたたかさをまだもってるコーヒー

 

とどかない、とどかないからみがくのだ。離陸するよりここは歩きで

 

国道をふらふら歩くさみしさと余生みたいにほそい三日月