火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

アディショナル・タイム #-01

 

「ゆるやかに生きていくには」「若いよね。」「一緒にコンサル行って死のうよ!」

 

 

底無し沼ひとり覗き込んで帰る 指に小さなかさぶたがある

 

 

雨粒入りのコーヒーぐるぐるかきまぜてなにも知らないことにしておく

 

 

生きづらさの一つひとつを名づけよう 名前のつかない関係を着て

 

 

前きみに教えた歌はもうきみの歌だよ 遠くから来るサイレン

 

 

一般解にしてくれるならありがたい本音を片手で塗りつけてみる

 

 

まだ気づきたくない「               」今日を続けて