火にくべる

火にくべてしまいたい日常の機微

ロンダリング

いいことがあればいいなと思うから意味もなくキラキラの靴を履く

 

何回か生きぞこなって覗く窓魚白いさかなが寝てるベランダ

 

誰からも約束された失敗にすべり出してくLOOPに乗って

 

味のしないパンを噛み締めすぐに寝るもう二度とふれないと誓って

 

とろとろとこぼれ落ちてく思い出で両手が濡れる かわくまで待つ

 

夢だからって殺さなくても構わないどれも隠して生きてゆけない

夏にはいなくなる

嫌いな新玉ねぎ煮込むと甘いらしい 食べたくなってしまうじゃないか

 

机上の空論をぐるぐる丘の上 風がびゅっと吹いたら解散 

 

グロい汗かき続けつつあらゆる今後を描き当てたブログを読んだ

 

知らないアルペジオから始まる曲が知らない記憶の入口だった

 

母語もよく知らないそのうえ世界ともそれほどなかよくないから困る

 

時間の問題でほろほろ崩れゆく嫌いな新玉ねぎとか自信